ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は25日(日)、米国によるウクライナへの安全保障保証に関する文書は完全に準備されており、キエフは署名の日時と場所の確認を待っていると述べた。ゼレンスキー大統領はまた、 2027年までの欧州連合加盟を目指すウクライナの取り組みを強調し、これを「経済的安全保障の保証」と呼んだ。これは、先週アブダビで行われたロシアとの協議が大きな進展を示さなかったことを示唆している。

▲ゼレンスキー大統領は、ウクライナに対する米国の安全保障文書は100%準備ができていると述べた。(AP通信)
ゼレンスキー大統領は、リトアニアの首都ヴィリニュスを訪問した際、記者会見で次のように述べた。「我々にとって、米国からの安全保障保証は最も重要な安全保障保証です。この文書は100%準備が整っており、パートナーからの署名日時と場所の確認を待っています。署名後、承認のため米国議会とウクライナ議会に送付されます。」

▲ゼレンスキー大統領(左)がポーランド大統領(右)とリトアニア大統領(中央)と記者会見する。AP通信

▲ゼレンスキー大統領はリトアニア大統領に付き添われ、栄誉礼の儀礼を視察した。(AP通信)
2月1日にさらなる協議
ウクライナとロシアの交渉担当者らは23、24の両日、アラブ首長国連邦の首都アブダビで初の3者会合を開き、米国も仲介役として参加し、約4年にわたる戦争を終わらせるために米国が提案した計画の枠組みを協議したが、まだ合意には至っていない。
米当局者は会談後、モスクワとキエフの双方が対話継続の意向を示しており、2月1日にアブダビでさらなる協議が行われる予定だとメディアに語った。
ゼレンスキー大統領は、「米国が提案した20項目の計画とそれに関連する難題はアブダビで議論された。当初は多くの難問があったが、今ではそれらは軽減されている」と述べた。
ウクライナの領土保全の維持
モスクワは、ウクライナが本格的な侵攻以来奪取できていない東部地域を放棄するよう説得するためにあらゆる手段を講じたいと考えていると述べた。しかし、ウクライナの領土保全は維持されなければならないというキエフの立場は変わらないことを強調した。
ゼレンスキー大統領は、「これはウクライナとロシアの立場の根本的な違いであり、米国は妥協の道を模索している」と指摘し、米国を含むすべての関係者が妥協の準備をしなければならないと述べた。